消費材名一覧

エコシュリンプ



(株)オルター・トレード・ジャパ
エビ本来の甘みやうまみが感じられるのが「エコシュリンプ」

エコシュリンプは、インドネシアから赤道を越えてやってきます。現在はジャワ島東部とスラウェシ島南部を産地として、産地ごとの特徴や違いに対応しながら、事業を進めています。
ジャワ島東部では、300年以上も前からバンデン(英語名:ミルクフィッシュ)と呼ばれる大衆魚の養殖が行われていたと言われており、その養殖池に稚エビを一緒に放流することで、現在のようなブラックタイガーとバンデンの混泳養殖が行われるようになりました。地形に恵まれマングローブが多く残る河川沿いのエビ養殖が行われている一方で、限られた面積を活用して行われている内陸養殖があることが、この地域の特徴です。もともとは水田を転換利用して魚の養殖を始めた池もあります。
スラウェシ島南部におけるエビ養殖は、1980年代のエビブームを背景として盛んになりました。養殖技術はジャワ島東部から伝えられたものも多く、バンデンと混泳の粗放養殖が広く行われています。この地域は、マングローブの多い沿岸部を中心に養殖池が沢山できたこともあり、失われたマングローブの再生が課題となっている地域です。
このように、産地によってエビ養殖の歴史や背景、地域の環境などは異なりますが、受け継がれてきた伝統的な魚養殖の手法を応用し、その地域の自然環境や人々の習慣をうまく組み合わせた養殖方法で育てられるエビがエコシュリンプです。
また、PT.ATINA社(㈱オルター・トレード・インドネシア、ATJの現地法人)の加工工場では、品質管理担当が原料受入から最終工程までを確認しています。その過程において、一般的なエビに使用されている保水剤(リン酸塩)や黒変防止剤(亜硫酸塩類)などの薬品は一切使用していません。保水剤を使用していないので、調理をしても身が縮みにくく、エビ本来の甘みやうまみが感じられるのがエコシュリンプの特徴です。

 
消費材はこうして作られます
エコシュリンプができるまで
『エコシュリンプ』はインドネシアから赤道を越えてやってきます。このあたりでは、300年以上も前からバンデン(英語名:ミルクフィッシュ)と呼ばれる大衆魚の養殖が盛んです。人々はバンデンと一緒にブラックタイガーの稚エビを放流して、一緒に育てるようになりました。受け継がれてきた伝統的な魚養殖の手法に、エビの習性に合った工夫を重ねて育てられたのが『エコシュリンプ』です。
 
1. 池に稚エビを放流します。生産者によってはイプアンと呼ばれる塩分濃度の高い水を準備した小さな種苗池に稚エビを放し、徐々に稚エビを池の水に慣らしていきます。
2. ガンガン等と呼ばれる水草を発酵させて、プランクトンを発生させます。エコシュリンプの餌は、このプランクトンや池に棲む小さな虫などです。人工飼料や抗生物質は一切使用しません。

3. それぞれの地域の自然の資源を利用して、それぞれに合った方法で、エコシュリンプは育てられ収獲されます。

【シドアルジョ】
潮の干満を利用して池の水を調節し、新鮮な水に向かって泳ぐというエビの習性により、水門近くに設置したプラヤンと呼ばれる竹かごに自然にエビが入り込みます。プラヤンを引き上げると、たくさんのエビが入っています。

【グレシック】
内陸部ではポンプを用いて池の水を抜き、網を使ったり手づかみでエビを収獲します。河川部に近い地域では、シドアルジョと同様にプラヤンを使って収獲が行われます。

【スラウェシ】
バガンと呼ばれる網の仕掛けに、自然にエビが入り込みます。集まったエビを、手網などで収獲します。

4. 収獲されたエビは、それぞれの集荷倉庫へ搬入されます。

【シドアルジョ・グレシック】
水揚げ後、すぐにATINAのクールボックスで氷詰めにし、その場で封印をしてから搬入されます。




【スラウェシ】
水揚げ後、ATINAと契約している仲買人がエビを集めた後、発泡スチロール箱で氷水に浸けられた状態で搬入されます。



5. 集荷倉庫でサイズ選別をされた後、工場へ運ばれて加工され、一尾ずつバラ凍結されて日本へと運ばれます。

 
あなたの素朴な疑問にお答えします


qa_q.gif ブラックタイガーからカビ臭・泥臭を感じました。
qa_a.gif 臭いの原因は、メチルイソボルネオール(2MIB)及びジオスミンであると考えられています。これらは、植物プランクトンや藻などに含まれています。エコシュリンプは自然に発生するプランクトンや藻を食べて育ちますので、水中での2MIB、ジオスミンの濃度が低かったとしても、エビの体内に取り込まれて濃度が高くなったためにカビ臭、泥臭がするということも考えられます。エビへの着臭については、それぞれの池での塩分濃度の違いや、原因物質を含むプランクトンを多く摂取したものとそうでないものといった個体差があるため、同じパックの中に臭いがするものとしないものが入っている場合があります。ATJは生産者と協力しながら収穫前に官能検査(人間の感覚を使ってエビの外観・味・食感を数値で評価する検査方法)を行い、カビ臭・泥臭がするエビの池は収穫時期を延期して水換えを行い、再度官能検査を行う等の混入防止対策に取組んでいます。


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