消費材名一覧

温州みかん((農)紀州大西園グループ)



農事組合法人 紀州大西園グループ
減農薬、無化学肥料のみかんです

和歌山県での一般防除基準は殺虫剤7~8回、殺菌剤5~6回、除草剤2~3回。大西園ではそれらの半分以内、具体的にはみかんの箱に入っている生産者メッセージにあるように、殺菌剤1~3回、殺虫剤1~3回、除草剤0~1回に抑え、7月以降は原則として化学農薬を使用しないことを決めています。
また、最近有機質で良質なカリ成分(ヤシがらを焼いたもの)が手に入るようになったので、全面的に化学肥料不使用の栽培ができるようになりました。
みかんの成分を検査したところ、硝酸値が一般の産地と較べて極めて少ない事がわかっています。土壌が化学肥料に汚染されていると、みかんに取り込まれて硝酸値は高くなります。これは大西園の土の健康さを示すデータといえます。
有機質肥料は、グループ共同で単品の有機質肥料を買い、それを各生産者が自家配合しています。それぞれの園地で毎年、土壌の成分を調べて、足りない成分を補うようにしているからです。ここが各農家の腕の見せ所。良い土を作り上げる工夫が凝らされます。
肥料は主に魚粉(窒素)、カニがら(窒素、リン酸、キチン質、キトサン)魚骨粉(リン酸)、ヤシがら(カリ)などです。大西園では以前から牛骨粉は使っていないので、BSE(いわゆる狂牛病)問題の影響も受けずにすみました。「置き肥」という肥料の与え方も、大西園の特徴です。肥料を置いたところは養分が強すぎて根が腐ってしまいますので、わざと少し木から離して置き肥をします。すると、その肥料を得ようとして根が張っていきます。自然に丈夫な根を作ることになるというわけです。
生活クラブ向けの出荷量は全体の70~80%。不作の年もありますし、生活クラブの供給量に欠品を起こすわけにはいかないので、少し多めに作る必要があります。SからLLの範囲内を規格としていますが、あまりにも不作だったり、SSサイズが多かったりした年には、生活クラブと合意の上で、限定で何個かずつSSサイズを入れさせてもらうこともあります。サイズによって味が違うことはありません。

 
消費材の利用法など
情報をきちんと公表すること。これが消費者との信頼関係
自主管理監査制度に批准して以降、毎年収獲時に残留農薬検査をし、公表しています。無農薬ではありませんから、微量の農薬が検出されることもあります。
生活クラブの監査制度では、農薬残留基準は、国の基準の約10分の1以下なのですが、ある年それを上回ったこともありました。そのときも生活クラブと相談し合意をして、公表しました。
栽培方法も、残留検査結果も、何か問題があればきちんと対策を講じること、隠したりせず、組合員の皆さんにきちんと公表するという姿勢こそが、本当に信頼関係を作ることだと思っています。
 
消費材はこうして作られます
雨が少ないこと、夏、日照時間が長く暑いことがとても重要
作物の出来不出来は天候に左右されます。雨が少ないこと、夏、日照時間が長く暑いことがとても重要です。大西園では、7月30日以降、原則として一切農薬散布をしません。虫害や病気の大発生があったときだけ、生活クラブと話し合って合意にもとづき、なるべく天然成分の害のないものを散布することもあります。
収獲したみかんは農家ごとに選別、ダンボール詰をして出荷します。ですから、組合員のところにはそれぞれの生産者の名前とメッセージが入っています。生産者と組合員が直接つながっているわけです。クレームも激励の声も、直接届きます。このことが、生産者にとっても励みになっているのです。
収獲直前には、グループ全員で園地を見てまわります。その年の出来具合を見て、試食したり、糖度を測ったりして、点数を付け合う品評会のようなことをしながら、それぞれの生産者同志で情報を交換します。これは生産者にとっても緊張感があって、いい刺激になっているようです。
 
5月ごろ、みかんの花が咲き、実を付ける。
みかんの収獲風景。
集荷されたみかんを選別・箱詰め。
集荷したダンボール箱をトラックに積み込む。
各園地をみんなで回って今年の出来具合を報告、批評しあう。
 
あなたの素朴な疑問にお答えします


qa_q.gif カイヨウ病抜きでは語れない レモン・ネ-ブル
qa_a.gif 日本で栽培されているレモンとネ-ブルオレンジにはカイヨウ病と言う致命的な病原があります。 カリフォルニアのような雨が少ない地域での発生は無いようで、日本のような雨の多い地域は発生が多く特に、梅雨の時期にはおおくなります。 特攻薬はありませんが、ボルド-液を使用するのが一般的です。 最近では簡単で良質なボルド-液が開発されましたが、それでも防ぎきれません。 放置しておくと全園に感染する事もあります。カイヨウ病は葉っぱに感染した後果実の表面が茶色い斑点になり、その後皮に入り込み黒くコルク化になる病気です。カイヨウ病に侵されたレモンやネ-ブルは安く加工用に廻されマ-マレ-ドやジュ-スに加工されます。
   
qa_q.gif はっさくにはヘタが付いていないのは なぜ?
qa_a.gif はっさくは以前、和歌山県の紀ノ川流域が全国的な主産地でしたが、オレンジの自由化や樹の老木化等により生産量が減少しているのが現状です。 でもあのほろ苦さと甘さが美味しいのです。
よくある質問:はっさくにはヘタが付いていないのはなぜ。
和歌山では12月下旬頃からはっさくは黄色く熟し、その頃から収穫を始めます。 黄色く熟すにつれ果更の(へたはっさくの実が枝に付いている部分)部分が落ちやすくなり、放っておくと樹から落ちてしまいます。その性質を利用してみかんのようにハサミで収穫せずに、素手でもぎ取るのが一般的です。12月下旬の霜が降りるまでに収穫を終え約1ヶ月半貯蔵します。 その間に酸味が抜けて美味しくなるのです。
   
qa_q.gif おいしいみかんの見分けかた(その1)
qa_a.gif 「消費材はこうして作られる」のページにもあるように、ミカンのおいしさは天候がほとんどすべてといっても過言ではありません。夏の暑い時期に雨が少ないこと、そして日照りが続くこと。これが糖度ののった甘いみかんを作ります。
おいしいみかんはあまりつるんときれいな肌でないものの、皮の表面がボコボコした感じになっています。これは夏に雨が少なく、旱魃(かんばつ)気味だったときの特徴です。見栄えが悪いので、市場規格では等級が低いのですが。
みかんは大きさ、見栄えによってなんと37階級にも分けられて、消費者の手元に届くことになりますが、こういう肌のボコボコしたものは市場選別では良い値がつかないんです。見栄えのための選別がいかに無駄なものかの典型です。
一体誰のための選別なのでしょうね。
   
qa_q.gif おいしいみかんの見分けかた(その2)
qa_a.gif 関西以西では、特に早生種は出来るだけ早く集荷するために、「エチレンガスを入れて酸を抜き、洗浄し、ワックスがけをする」ということが、いまだに広く行われています。このことでみかんの「へそ」部分の切り口が死んで茶色くなってしまいます。
ですから、この切り口がまだ青みを帯びているものは、そういった処理をされていないものです。大西園のみかんの切り口を見て、確かめてください。
   
qa_q.gif 減農薬の秘訣はなんですか?
qa_a.gif やはり「いい土作り」が肝心です。いい土を作り、それを傷めないこと。化学肥料を使わず、有機質肥料を使うことで、土の中の微生物が増え、ミミズやモグラなどの小動物も育ちます。モグラなどが駆け回れば土中の空気の流通もよくなり、土自体が活性化するのです。
農薬は自然の生態系を破壊します。人間は自然に生かされているわけですから、常に自然との共存を考えて生活していきたいものです。


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