生産者名一覧

(株)高橋徳治商店

宮城県石巻市
創業 明治38年
これからも 「もの作り」に
こだわっていきます
加工スタッフ全員写真
 
社長 高橋 英雄
人が作る、人を作ることを目指して
工場で作られるひとつひとつの製品は人が作っているということ。そしてその人を育てることが、私たちにとって最も重要なことだと思い知らされています。
当社では3年計画で、それぞれの社員に対してレベルを設定し目標を立てる目標管理制度を始めています。自分で納得して行動することをテーマに、製品開発のための試食会を毎日続け、その中で「練り物」という食材そのものについて、作る側としてだけでなく生活者としての視点も織り交ぜながら、論議を深めていきました。この議論が「練り物」にとどまらず、さらに広がり、「食」についての提案ができるくらいまでのレベルに高めていければと考えています。
合成添加物を一切入れない練り物は作り始めてから26年。この26年間は挑戦と失敗の連続でした。そしていまだに分からないことばかりの世界です。
無添加とは、自然が造り上げた魚介類、素材がのもつ良さを100%生かしきるための手法。そのために工夫し手間をかけた加工品は、きっと皆さんに喜んでいただけると思っています。
開発企画営業検査スタッフ。
夕方に行われる試食ミーティング
 
魚介類のおはなし―魚介類が減って50パーセントの国内自給率
魚介類が減って、魚介類の国内自給率は現在50%にまで落ちたといわれています。
魚介類の減少は産卵後付加した稚魚が食べるプランクトンの激減が主な理由の一つとされていますが、その背景にあるのは自然環境の破壊です。
森の減少、工場や家庭からの排水、農薬や重金属に汚染された河川、その河川も、堰や護岸工事によって生命力を失っています。また湿地帯や湖沼の減少や干潟の生産性低下も原因と言われています。
さらに、海水温の、地球規模での変化。海中の1℃の変化は地上の5℃にも匹敵するそうです。100mの深みまでの攪拌が起こらなくなることで栄養分が行き渡らず、汽水域では塩分濃度が濃くなり過ぎて微生物や小動物が死に絶えてしまうのではないかという、怖い死の海を予告する報告もあります。
いつもふんだんにあると思って飽食をせず、日本の足元を見てほしいと思います。
EUの漁船は各国が知恵を出し合って作り上げた省エネの豪華船。魚は食糧戦略として6年以上前から開発が進められています。それに較べれば、日本の漁船は時代遅れの屋形船のようなものになってしまっているのではないかと思わされます。日本の魚が世界一などとはもう誰も言えません。
 
めっきり魚介の水揚げが減っていますが、水揚げ量第3位です
当地、宮城県石巻市の魚市場では、めっきり魚介の水揚げが減っていますが、これでも全国の産地市場(魚市場には生や冷凍魚介類が直接水揚げされる産地市場と各地の消費地で産地から生や加工品が搬入されて卸売りされる消費地市場の二つの市場があります。因みに築地は主に消費地市場)で、本当に水揚げ量第3位なのかと思ってしまうほど魚が少ない。
温暖化、海水温上昇やエルニ-ニョ、暖冬で雪不足、陸から汚染物質流入で海洋汚染、六ヶ所村核廃棄物処理で放射能汚染の危機、稚魚や成魚の餌不足や海藻の減少磯枯れ、魚種交代説やクジラが増えすぎて食物連鎖体系の崩れ、乱獲、ノロウイルスから長引いた貝毒…。魚介類を取り巻く環境は悪い話題に事欠かない。
加えて輸入魚の高騰がひどい。輸入のマダラなどは、アメリカ産で頭内臓除去した冷凍品が、サイズにもよるが、4年前は、1キロ200円台だったものが今は650円という新物相場で高く買ってくれないから搬入量も少ない。ギンタラはべらぼうな高値で、紅鮭、そしてチリ産の養殖銀鮭にマグロさえ高騰している。
欧米やロシア、中国に代表される安全・安心・健康を考える、富める人達の旺盛な食欲が魚を世界の価格競争商材にし、産地から日本への搬入を絞り日本を飛び越えて魚にお金を出す国にドンドン搬入されている。
ここ4年のあいだに、石巻魚市場も15センチから30センチのマダラの幼魚さえ入札価格が5倍に跳ね上がった。スルメイカも2倍強、逆に獲れすぎた寒さばは2006年数万トン缶詰用で輸出、サンマや北海道の鮭、スケソウタラに加えて年間5000トンも取れるホヤに至っては60%以上も輸出されている。中国・韓国・タイが自国消費と加工で欧米への輸出をしているためだ。燃料が3倍に跳ね上がった漁船は、入札価格が上がり漸く一息ついたが、上手く行かないもので漁がない、魚が少ない、取れすぎれば価格暴落・・・何故か?
海外の方が評価が高く、輸出した方が儲かるからだ。日本の川下では流通業に代表されるように自然天然の魚介類や加工品への評価が極端に低い。そして、安売りに慣れ「相場や価値観」が見えなくなっている。
さらに食べる側が色んな理由を挙げている。部屋が臭くなる、頭や内臓が臭い、料理が面倒、時間がない、料理が分からない、子供が嫌い、骨がある、単価が高い、肉のほうが簡単・・・このままでは、病気や餌の高騰にあえぐ畜産業界の肉と比較し、安全性や健康面から、ドンドン魚食を取り入れている外国との食の競争に負けてしまう。
国内自給の大切さが分からない日本人。多様性のある魚種を多様な食べ方で食卓を飾ることに真剣に取り組まないと、食は心身ともに一番大切なものの一つであることを忘れないで。
 
生活クラブとの出逢い
創業明治38年(1905年)、初代高橋徳治、石巻町湊村にて数十代続いた本家よりのれん分け後創業。当時の季節毎の魚の加工(鰹節、マグロ節、いかなご等佃煮、サンマ等の開き、サンマの油から食油や石鹸作り、タラの加工、たらこ、ホッケの加工、魚粕の製造と農家への販売)をしながら魚市場の今で言う経理部長も兼任していました。
明治42年宮城県水産品評会にて知事賞を受けるなど当時からもの作りにこだわっておりました。
終戦後、二代目高橋吉男社長のもと品質の重視、製品開発、販路開拓で全国展開、笹かまぼこ製造も行っています。
大手の下請けで毎日が特売でした。添加物の使い方の勉強は、人一倍しました。50銭でも儲けて借金を返さねば。仕事がない職場に仕事を。そんな時、現場の傍ら営業で東京に。
1日10件の営業が終わり、友人の家に泊りました。朝起きたら目の前の洗濯機の横にSマ-クの石鹸があり・・・練馬の一組合員からの紹介でした。
 
消費材ができるまで
紹介があってからほぼ3年、クラブに毎月とはいきませんが通いました。学校給食の栄養士さんに添加物の怖さを教えられていました。自分の子供に食べさせたい、そんな練り製品を。魚の味がする、当社だけのごまかしのない、当時の市場流通にない無添加品を。
目指すは「たかが練り製品されど練り製品」。
 
生活クラブとの提携・現在とこれから
「魚からなにがみえますか?」 社会が見える。社会とは・・・わかりませんが、目に見えるまた見えない環境と思います。地球環境、地域・自身の身体の環境、そして心の環境、心が蝕まれて悲鳴をあげている。「生きることとは?」なんて言葉は青臭いことではなくなってきています。いまこそ食を通じて何ができるのかを真剣に考えています。
 
私たちが扱っている消費材の一覧です
○真いわし(石巻)○笹かまぼこ○お好みさつま揚○いかげそさつま揚○さつま揚丸形○おでん種セット○蒸しはんぺん○ソフトはんぺん○かきフライ○たらフライ○むき身えびフライ○小女子揚○ぼたん竹輪○北の小魚つみれ○この葉かまぼこ○ささがきごぼうさつま揚げ○つまみ揚(野菜)○つまみ揚(ごぼう)○いわし揚○かきご飯の素○三陸アミ揚○すじかまぼこ○かき鍋セット○エビフライ○曲がりねぎちりめん揚○カステラかまぼこ○おとうふ揚げ○海老しんじょ(すり身)○
 

S.gif マークは、生活クラブを代表する消費材のマークです。生産の安定と信頼、利用の高さなどにもとづいて設定されます。社会的な優位性、材のもつ運動性を語ることができる消費材です。
try2.gif マークは、組合員が参加して開発された消費材を示すマークです。多くの組合員からの聞き取り調査や市場調査を行い、原材料の選定から生産者視察など、すべての規格仕様の決定に関わり開発した消費材です。
また掲載している上記の消費材はすべてでない場合がありますので詳しくは生活クラブ連合会のWebサイトへどうぞ。

 

ページの先頭へ戻る

Copyright (C) Shinseikai All Rights Reserved.