(有)マルヨーのり製造所
| 千葉県富津市 |
| 豊かな海の恵みをじっくり炊き上げました |
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| 遠くに上総富士を望む |
| 会長 平野 要助 |
夜明け前、千葉・富津の港からいっせいに船が出ます。太陽が昇ってくると、遠くに美しい上総富士を望みながら、のり網の手入れや収獲が始まります。全国一の品質を誇る千葉県の中でも主産地である富津は、外洋のきれいな海水と内湾の栄養豊富な水が混ざり合うのり養殖に適した土地です。ここで、のり養殖業を営んできた経験を生かしてのりの佃煮を始め、様々な海産物の佃煮を製造しています。 食べ物は、何より自然を生かし、健康の妨げにならないものでなくてはなりません。私たちは、自然のおいしさを活かして無添加で作りたいという気持ちで佃煮作りを続けています。 |
| 代表取締役 池田幸子 |
作る立場としてだけでなく、食べる立場でつくりたい。私たちは、素材のおいしさを生かした消費材を作り続けることをめざしています。また新しい消費材づくりのために、食材を求め、試作や試食を繰り返しています。そこで大事なのは、食べる立場にたったモノづくりです。私たちは生産者ですが、同時に生活者でもあり、生活クラブの組合員でもあります。原料が確かで、おいしく食べ続けてもらえる味を求めて、組合員の方々に納得してもらえるものを作っていきたいと思っています。 |
| 選別と味と安全性のお話―全員の視力を合わせて選別 |
| 今まではメガネは必要な人だけがかけていました。今年からは、視力の違いによって選別の精度にばらつきが出ないよいうに、社員全員の視力検査を行い、0.8の人も0.6の人も、すべての人が1.0になるように調整して選別をしています。 ■できなくなった「昔ながらの味」 昔は、こんなに丁寧に洗浄や選別をしていませんでした。そのため、製品には今と比べれば異物ももっとたくさん混じっていました。でも、その分素材の旨みを残して佃煮にすることができ、おいしかったのも事実です。今、昔ながらの味を再現しようとしても、これだけ製品の品質管理が厳しくなっている時代には、現実的には難しくなっています。 ■おいしさと安全性と納得価格と 生活クラブの消費材としてライブリーで取り上げられるに当たって、原料の遺伝子組み換え対策を完了しました。しかし、調味料を変えて元の味をまったく変えないのはとても困難です。また原料が変われば当然価格も変わります。安全性の追求と味の追求と納得できる価格、これらが必ずしも一致するとは限らない中で、おいしさと安全性の追求は、生産者にとって大切な課題です。 |
| のりの話 |
■全国でも品質の高さで定評のある千葉県産のり ■のりの品種について? |
| 生活クラブとの出逢い |
| 昭和40年代初め、埋立計画のために漁場を追い立てられ、漁民の一人として埋立反対運動をしていました。補償金を目の前に多くの漁家がのり養殖をやめていきましたが、知事から新漁場を提供するという提案があり、やめてしまうよりはとその提案を受け入れ、1400のうち残った236漁家が補償金を注ぎ込んで、昭和43年に新漁業組合を設立。新しいのり養殖場を作りました。当初は病気や雑草に悩まされ、苦しい時代が続きましたが、今では、のり養殖は町で一番の産業になっています。 そんなわけで元はのりの漁師でしたが、昭和50年に佃煮屋を始め、昭和57年6月1日、有限会社として発足しました。生活クラブとの出逢いは昭和59年。 まだ売り先がなくて苦労していました。納品したらお金が入ってこなかったなんていう詐欺にもあって。そんな頃、知人に「生協は安心らしい」と聞いて、いきなり電話しました。「千葉の生協に繋いでください」と。その頃、富津はまだ電話交換手に取り次いでもらっていたんです。そのとき交換手がなぜか生活クラブ千葉のセンターに繋いでくれたのが始まりです。 「漁師やってて、佃煮屋を始めたんだが、売り先がなくて困っている」といったら、千葉本部の職員の方に紹介されて、お会いして話をしました。何ヶ月も連絡がなかったので、あきらめかかっていたんですが、その後「スポットでやりましょう」と。スポットって何だかも分からなかったんですが。初めての取り組みでは300個ほどの注文を頂きました。その後、神奈川、東京など他単協にも紹介してもらって、連合企画に。 |
| 消費材ができるまで |
| 生活クラブの消費材を開発するに当っては、原材料を定められた厳しい規格に合わせて調達しなければならないことに大変なむずかしさを感じることがあります。でも、開発している消費材ができあがった時、組合員の方に安心して食べていただけるものをご提供できる喜びを感じます。 |
| 生活クラブとの提携・現在とこれから |
| 千葉ののりは品質が良く、富津はその中でも主産地です。この地の利を活かして、もっと工夫を重ねて美味しい佃煮を作り続けていきたいと思っています。全員で15名ほどの小さな会社ですが、毎日のように試作品を作ったり試食をしたりと、従業員全員で工夫を重ねています。大切なのは、長い期間飽きずに食べてもらえるもの。流行りすたりのない、落ち着いたもの。むかし、浜辺でおばあちゃんが作ってくれた味、そんなものをめざしていきたいと思っています。 |
| 私たちが扱っている消費材の一覧です |
| ○のり佃煮○あみえびふりかけ○あさり味噌 |
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夜明け前、千葉・富津の港からいっせいに船が出ます。太陽が昇ってくると、遠くに美しい上総富士を望みながら、のり網の手入れや収獲が始まります。
作る立場としてだけでなく、食べる立場でつくりたい。





