生産者名一覧

ヱスケー石鹸(株)

東京都北区東十条
せっけんを使ってきれいな水を取り戻そう
川口工場
 
執行役員DM  小林 衛(コバヤシ マモル)
生活クラブと出会った1973年、ヱスケー石鹸は認定品第2号の粒状せっけんに始まり、数多くのせっけん類を作り続けて、生活クラブの組合員の皆さんとともに、その安全性や機能性を訴えてきました。
現在、地球環境の汚染は深刻度を増し、関心も高まりを見せています。とくに水を守ることは、環境を守る中でも重要な課題の一つです。合成洗剤に較べて環境負荷が低いせっけんを広めることは、以前にもまして重要で、今日的な課題になっているといえます。
ぜひ多くの組合員の皆さんにせっけんのよさを理解してもらい、さらにせっけんの利用を増やすために活動を、皆さんとともに進めていきたいと考えています。
 
ちょっと専門的だけど「なるほど!」なせっけんの話―BODと合成洗剤:BODが低いから水を汚さないなんてウソ!

「石けんは合成洗剤よりBODが高いから河川の汚染については合成洗剤より環境に良いとは言えない」といった論調が新聞などに掲載されたことがあります。BODだけで見ると確かにせっけんは合成洗剤の3倍です。しかし、これは水質汚濁を「BOD」値にだけ限定した論議です。実は水質汚染にとってBODは全体像の一部にすぎません。
BODとは、「生物化学的酸素要求量」つまり生物が分解するときに必要とする酸素の量の高さを示したものです。微生物に分解されやすいものほどBOD値は高くなり、合成洗剤のように微生物に損傷を与える化学物質のBODは低くなります。せっけんはすぐに界面活性力を失う(泡立たなくなる)ので水生生物に悪影響を与えず、むしろ微生物のエサになります。せっけんの生分解性の高さは合成洗剤の比ではありません。
BODは水質の有機物汚濁の指標であって、洗剤の水質汚濁の指標にはなりません。BODと生分解性の両方を組み合わせた数値、ThOD(理論的酸素要求量)、全炭素数などの指標などとあわせて評価する必要があります。

 石鹸と合成洗剤の“泡立ち”実験
合成洗剤は洗浄力がなくなっても界面活性作用がいつまでも残るので、水生生物への悪影響が心配されます。
 
酢を入れる前、かき混ぜて泡立った状態。
 
せっけんと合成洗剤両方に酢を入れます。
     
   
酢を入れた後の状態。
 
 
合成洗剤のこと―合成洗剤にはどんな種類があるのか?
合成洗剤には、その使用目的によっていくつかの種類があります。
大別して、
 1.陰イオン系(通常の洗濯用/台所用洗剤)、
 2.陽イオン系(リンス、仕上げ剤など)、
 3.非イオン系(乳化剤、石油分散剤など)、
 4.両性イオン系の4種があり、その中にもいくつかの系列に大別されます。
(「石けんノススメ」合成洗剤をやめていのちと自然を守る埼玉連絡会・2001年5月発行より抜粋)
96年に「泡立つ水道水」の原因となったのは当時水道水に残留基準がなかった「非イオン系」。上流にある工場廃水が原因でした。
 
PRTR制度とは

PRTR(環境汚染物質排出・移動登録)とは、国や一定の地域において、環境汚染のおそれのある有害性のある多種多様な化学物質が、どのような発生源から、どれくらい環境中に排出されたか、あるいは廃棄物に含まれて事業所の外に運び出されたかというデータを把握し、集計し、公表する仕組みです。


PRTRは、
PRTR とは、Pollutant Release  And Transfer Registerの略で、化学物質の排出に関する情報を国が1年ごとに集計し、公表する制度です。
化学物質を製造したり使用したりしている業者は、環境中に排出した量と、廃棄物処理などのために外部へ移動させた量を毎年合計して届け出ます。それに加えて、届け出対象にならない事業所や家庭、自動車などからの環境中への化学物質排出量を推計して合計し、公表する仕組みです。集計結果をみると、第1位と第3位が、合成洗剤の原料。合計でほぼ3分の2を占めています。
経済産業省から出している「PRTR法」に関する資料にも、
「両者ともに水生生物に対して強い毒性を示します」
「前者の一種ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムは長期間または反復して皮膚に接触すると皮膚炎を起こすことがあります」
と記載されています。

 
生活クラブとの出逢い
出会いは1973年。世田谷で、せっけんを扱っている生協があることを知り、生活クラブを訪れたのがきっかけです。当時生活クラブはコープ製品である合成洗剤「コープセフター」を取り扱いつつ、せっけん利用運動をすすめている生協でした。最初訪れたときはプレハブの建物で倉庫もがらんとしていて、「大丈夫かな」と不安もありましたが、職員の皆さんと毎日のように話しこむうちに生活クラブ運動に対する共感が深まり、信頼関係ができていきました。
74年の石油パニックを契機に、生活クラブのせっけん運動は本格化します。1975年、せっけん利用の社会的意義を訴え、粉石けんへの完全切替えをめざして都議会への10万人署名を実現。粘り強い内部討議を経て、1977年3月、せっけんと平行取り組みしていた合成洗剤「コープセフター」の取り組み中止が決定しました。
 
消費材ができるまで
粒状せっけんは、2003年にリニューアルを行い、5年間利用し続けていただきました。しかし、2007年に原油高騰の煽りをうけ、様々な原料が値上りをしました。 バイオディーゼル需要や世界的な食料需要の増大の影響もあり、油脂や脂肪酸をはじめとしたせっけんの原料や包装資材の価格は大きな影響を受けました。 この原料高騰の波に対して、「いままで通りせっけんを使い続けて頂けるように」という思いで行った対策が今回のリニューアルになります。様々な検討を重ねて2008年の10月より供給がスタートしました。
 
生活クラブとの提携・現在とこれから
長く続く不況の時代、「売れないから」という理由だけで、せっけんを置かなくなるスーパーが増え、せっけん運動にも当時の勢いにややかげりが見えます。しかし一方で、今ほどせっけん使用の必要性が高まっている時代もありません。
生活クラブのみなさんとともに、せっけんが人にも環境にも悪影響を及ぼさない優れたものであることを広めていきたいと思っています。
 
私たちが扱っている消費材の一覧です
S.gif 液体せっけんS.gif 固型せっけんS.gif 酸素系漂白剤S.gif クレンザー○クリームクレンザーS.giftry2.gif 粒状せっけん○せっけんシャンプー○ウィルケアせっけんシャンプー○せっけんシャンプー用リンス○ウィルケアリンスS.gif ハミガキ
 

S.gif マークは、生活クラブを代表する消費材のマークです。生産の安定と信頼、利用の高さなどにもとづいて設定されます。社会的な優位性、材のもつ運動性を語ることができる消費材です。
try2.gif マークは、組合員が参加して開発された消費材を示すマークです。多くの組合員からの聞き取り調査や市場調査を行い、原材料の選定から生産者視察など、すべての規格仕様の決定に関わり開発した消費材です。
また掲載している上記の消費材はすべてでない場合がありますので詳しくは生活クラブ連合会のWebサイトへどうぞ。

 

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